皆さんのもとに、税務署から「年末調整」の書類が送られて来ていると思います。
今年は所得税の内容が大幅に変わっていますので必要書類を従業員さんに渡して早目に提出してもらいましょう。
給与所得控除の計算も今年から変わっています。ほとんどの方は基礎控除が増えたことで税額には影響ありませんが、所得が多い方は基礎控除が段階的に少なくなります。また、これまでは基礎控除の38万円以下の所得の方が扶養控除の対象でしたが、今年は基礎控除が48万円になったため、所得48万円以下の方が扶養の対象となります。
収入と所得は違うので記載の際に間違わないようにしましょう。
民商でも従業員さんが配偶者の所得を書くときに間違って収入を記載しているのをよく見かけます。民商では「所得のところに間違って収入を書いてませんか?」などある程度チェックして修正していますが、お勤め先などに提出する際に間違って記載するとそのまま扶養の対象外と判断され、税金が高くなってしまうので注意しましょう。
年末調整は1月~12月の給与が対象です。
民商に相談に来られる際は、必ず各人の給与・所得税・社会保険料などの合計を出して持ってきてください。
役員・従業員全員に3枚とも書いてもらう
用紙が足りない場合はコピーして使用
収入と所得は違います!
間違えて所得欄に収入金額を書くと配偶者控除や扶養控除がとれなくなる場合もあります。
扶養がいる方は用紙裏面で収入の種類、それにより算出される所得を確認しましょう!
家族のお勤め先に出される際に分からない方も事務局へご相談ください。
今年から基礎控除が均一ではなくなりました。所得が多い方は注意しましょう!