コロナウィルスの影響で商売に深刻な影響が出始めた3月中旬ごろから、本紙でも緊急対策融資や助成金の情報を掲載してきました。
前年同月比で売り上げが下がり、緊急対策融資の対象となる会員さんから申込の相談が相次いでいます。
2月から影響が出て、特別融資制度ができてすぐに申し込んだ方が無事融資を受けられたと報告がありましたのでいくつかご紹介します。
不況時も何とか乗り越えて営業を続けてこられましたが、今回のコロナウィルスの影響は甚大です。
2月から観光客が減り、近隣のホテルからのお客様がほぼ0の状態。持ち直しを期待していたプロ野球の開幕も延期になり、売上が激減して大変困っていました。今まで銀行に借入れをしたことがないため銀行の敷居が高く、このニュースを見て民商に「僕でも借りれますか?」と電話しました。
その日のうちに事務所に行き、日本政策金融公庫のコロナ特別貸付を申し込む事に。事務局と一緒に申込書等の書類を作成し提出しました。今まで金融機関と融資の話をしたことがなく、とても不安でしたが、公庫にも一緒に行ってもらえて心強かったです。
融資が決定して胸をなでおろしていますが、コロナの収束がわかりません。お客さんが回復しないことには苦しい状況は変わらないので一日も早く収束してもらいたいと願っています。
2019年6月に「鉄板焼き 藤井」を開業したばかりで、今回が初めての申告。どうしたらいいのかわからず困っていたことを知人の会員に相談したところ民商を紹介され、すぐ入会しました。
お店で好評の自家製「醤油ダレ」を新規事業としてネット販売を検討していましたが、運悪くコロナの影響で売上が下がってきていた時期。この状況で新規事業を始めていいのか不安で民商にも相談したところ、コロナ関連の特別融資を勧められました。早速日本政策金融公庫に事務局と一緒に出向き申込をしました。面接ではコロナの影響に負けず、売上を上げるためには「醤油ダレ」のネット販売用HPの作成等の資金が必要としっかりアピールすることもでき、無事希望通りの融資が決定され一安心しました。
周りの飲食業界では、手続きの仕方がわからずに手間取り、まだ融資が決定していないとこも多くあります。自分は融資の申し込みに関する知識がなかったですが、民商に相談し、必要な書類をスムーズに作成することができたおかげで、すばやく申込ができたのでとても良かったです。今後もわからないことは相談していきたいです。
新型コロナの影響は深刻でどこまで影響が続くかわからない状況です。融資決定の報告を受けましたが、コロナで流川地域全体が自粛モードになっています。お金が入金されるまで不安は取り除けないのが正直なところですが、自家製「醤油ダレ」の販売も含めて精一杯頑張っていきたいです。