10月27・28日の2日間、広島市中区の国際会議場などで「はたらく女性の中央集会」が開催されました。この集会は、ジェンダーの平等と人間らしい働き方、いのち・くらし・平和への想いを働く女性の間で共有し共同しようというもので今年で63回目です。全国から1060名が参加し、思いを一つにしました。
1日目は全体会が行われ、アメリカ人の詩人・アーサービナードさんによる「戦後はつづくよどこまでも」と題した講演と、被爆ピアノの演奏・被爆証言があり、参加者らは熱心に耳を傾けていました。
県内の婦人部は民商の仲間と一緒に壇上に立ち、事業主と生計を一にする家族への給与を差別的に扱う「所得税法56条」の問題を報告し、廃止を訴えました。
2日目は「労働時間」「税金の使い道」など7つのテーマ別に分科会が行われました。
また、会場では物産店も行われ、井の草支部の坂井屋さんが名物「がんす」などを販売。
広島民商も完成したばかりの料飲マップを配布し、掲載されている会員さんのお店をPRしました。
広島民商から参加された方は補助が出ますので事務所までご連絡ください。
参加の感想を紹介します。
浅川晴恵さん(庚午支部)の感想
私は2日とも参加させて頂きました。
初日は全体会でアメリカ人の詩人・アーサービナードさんの講演を聞きました。原爆を落とした側の上空からの目線と、落とされた側から上を見上げた「ピカ」の違いなど詩人ならではの感性だと思いました。
2日目は7つの分科会が行われ、私は「私たちの望む税金の使われ方は?」という分科会に参加しました。
労働者学習協議会の二見伸吾さんを講師に「税金の使われ方は憲法から離れてはならない。憲法を具現化し、それに沿って進行すべき」など学習。私も零細業者の一人として、具体的な運動の方向を自分自身に言い聞かせる場となりました。
女性の集会とはいえ、男性にとっても関心を持てる内容で、実際に男性の参加も多く認められたので頼もしく感じました。