政令市初!広島市議会で『所得税法56条』見直しを求める意見書可決!

2019/7/1 15:41 投稿者:  admin558
所得税法第56条とは・・・
明治時代の家長制から来ている古い法律で、同居の家族従業者に対する給与を制限している。 白色申告では、同居家族への賃金は、給与ではなく専従者控除として配偶者の給与86万円、それ以外の同居家族50万円しか認められていない。 青色申告でも、専従者給与として事前の届け出が必要。 専従者は、受け取った賃金の金額にかかわらず扶養には入れない。

民商では、家族の給与を認めていない時代錯誤の法律だとして廃止の運動を展開。これまでに全国514自治体で廃止の意見書などが可決されており、政令市では広島市が初となった。

全国の民商婦人部・女性部が中心となり長年にわたり、『所得税法56条』の廃止、見直しを国に求める意見書を採択するよう運動を展開。
全国513の自治体ですでに採択されていました。
広島市でも意見書の採択を目指し、市内の4民商が協力して議会の会派を回ったり、委員会の委員に資料を届けたりしながら廃止を求める運動に力を入れてきました。

そうした運動の積み重ねの結果、6月25日、ついに広島市議会本会議において『所得税法56条』の見直しを国に求める意見書が、政令市で初めて賛成多数で可決されるという歴史的な日をむかえました。
この日の本会議で『所得税法56条見直し』が採決されるとあって、広島民商、広島北民商を中心に傍聴をよびかけたところ、約40名が傍聴席を埋めました。
10時の市議会開会に合わせ、緊張しながら見守りますが定刻過ぎてもなかなか始まりません。 「もしや意見書に問題が・・・」と気をもむ傍聴者たち・・・でしたが、 議会最終日の朝になって各会派に文面が配られるため、遅れることもよくあることだそう。

議会に初めて参加する方も多く、次々と進んでいく議会の様子を固唾を呑んで見守りました。
日本共産党・無所属、自民党へ理解を広げた地道な運動
所得税法56条問題は足掛け20年以上の長きにわたって運動してきました。
当初より婦人部(現:女性部)が中心となって

「白色申告は家族従業者の働き分である自家労賃が認められない。タダ働きになるなんてこれは人権問題ですよ!ぜひ紹介議員になってください」

と各会派を回り訴え続けてきました。
しかし、運動当初より耳を傾け、紹介議員を引き受けて頂けるのは日本共産党だけという状態が長期間にわたって続いてきました。
私たちが、各党・会派へ訪問するも「青色申告にすればよい」「共産党の団体でしょう」などの対応に、気持ちが折れそうになることも何度もあり、悔しい思いもしてきました。

それでも私たちは、地道に署名を集め、会派を回り、議員を訪問し続け、少しづつ理解を広げる努力をしてきました。
そうした運動の成果は、2016年9月、当時総務委員長の桑田恭子議員(市政改革ネットワーク)が紹介議員になって頂き、委員会では民商の代表が意見書の趣旨説明を行い、議員に直接訴えるなど少しづつ現れてきました。
また、今年の2月議会では市政改革ネットワーク・無党派クラブと日本共産党が紹介議員となり本会議でようやく採決へ。

残念ながら賛成少数の否決となりましたが、あきらめることなく各党・会派の議員へ訴えを継続し、採択へ向けた運動を展開してきました。
ついに賛同会派広がる
こうした地道な運動の積み重ねる中、今回『所得税法56条見直し』の意見書の提案者となって頂いたのは豊島岩白市議(西区:自民・市民クラブ)です。
豊島議員は

「地方政治に党利党略はない。市民益の実現を」と、私たちの声にも真摯に耳を傾けてもらいました。
市議会に8つある全ての各党・会派へ豊島議員が『56条見直し』意見書の趣旨説明をした結果、7つの会派が賛同し、紹介議員となって頂きました。
傍聴者が見守る議会の中、豊島議員の趣旨説明に続き、質疑が行われました。そしていよいよ採決。

全会一致とはならなかったものの、賛成多数で無事に可決しました。
傍聴した参加者は喜びに包まれ、いままで苦労してきた部員の皆さんの中には涙ぐむ人も・・・。
議会終了後は、豊島岩白議員とガッチリ握手して記念撮影。
また、これまで親身に協力頂いた5名の日本共産党市議団をはじめ、市政改革ネットワーク・無党派クラブの馬庭恭子市議、公明党の渡辺好造市議らに傍聴者全員で御礼のご挨拶と記念写真を撮影させていただきました。

私たちの目標は「所得税法56条」の廃止です。

次は県議会へ、そして国会での可決を目指して頑張りましょう!
市議会初!賛成多数で可決
市議会初!賛成多数で可決
運動開始当初から賛同していただいたメンバー
運動開始当初から賛同していただいたメンバー
意見書を読み上げる豊島岩白市議
意見書を読み上げる豊島岩白市議